2014年5月14日放送

解散した遠野物語研究所 書籍などを市に寄付

ことし3月末で解散したNPO法人遠野物語研究所が、きょう(14日・水曜日)、所有していた書籍などを遠野市に寄付しました。中央通りにある遠野文化研究センターを訪れたのは、遠野物語研究所の所長を務めた高柳俊郎さんなど3人です。高柳さんは「市民のみなさんのために活用してください」と、遠野文化研究センターの小向孝子部長に書籍を手渡しました。市に寄付したのは、遠野物語研究所がこれまで出版してきた書籍など27種類、合わせて8024点で、金額にするとおよそ660万円相当になります。遠野物語研究所は、平成7年に設立され、これまで遠野物語について学ぶ教室や、遠野の歴史・文化に触れる遠野学会などを開催してきました。しかし、会員の高齢化が進み、活動の継続が難しくなってきたことから平成25年度末で解散となりました。小向部長は、20年の活動の歩みをねぎらい、「責任を持って次世代へと引き継ぎたい」と話しました。贈られた書籍などは、遠野物語研究所が拠点にしていた、遠野文化研究センターの一室で、誰でも閲覧することができるということです。

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