2014年5月13日放送

6次産業さらに推進を

遠野牛の生産から加工・流通・販売までをさらに推進しようと先週9日(金曜日)、遠野市など関係者が集まっての合同研究会が開かれました。その話題が届きましたのでお伝えします。この研究会は、地域資源を活かした商品開発や販路の拡大といった取り組みを推進するために意見を出し合おうと今回初めて市が開きました。研究会には、大手総合スーパーイトーヨーカ堂や花巻農協、遠野牧場のほか市内の畜産関係者などが集まりました。この日は、「顔が見えるお肉・いわて遠野牛」の評価から今後の消費ニーズを考えることをテーマに意見交換が行われました。イトーヨーカ堂では、3年前に遠野市などと協定を結びいわて遠野牛の流通・販売を行っています。生産から販売まで遠野市などと役割分担を明確にした取り組みにイトーヨーカ堂の担当者からは「評価の高い遠野牛の秘訣を知りたい。お客さんの嗜好も変わっている。今までと同じことをやるだけでなく、生産者の方々といいものを一緒につくっていきたい」と遠野牛の評価と消費者ニーズの変化を紹介していました。研究会に出席した若手畜産農家からは「消費者に喜んでもらえることはうれしいが、自分が育てた牛がどういうふうに売られているのかがわからない」などの意見が出されました。この研究会は、必要に応じて随時開かれ、その内容は市のホームページに掲載されるということです。

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