2014年5月9日放送

大型連休 ことしの入り込み数は・・・

みなさんは大型連休をどのように過ごされたのでしょうか?天気にも恵まれた大型連休期間中遠野市内はたくさんの観光客で賑わいました。遠野市商工観光課によりますと4月29日から5月5日までの大型連休中に遠野市内の観光施設などを訪れたのは8万416人で去年とほぼ変わらなかったということです。この中で道の駅みやもりを訪れた人は1万3475人で去年に比べて1130人増えました。これは先月12日に運転を開始したSL銀河がめがね橋を走る姿を見ようと訪れた人がいたためではないかと市では分析しています。土曜と休日限定で花巻―釜石間を走るSL銀河。大型連休中は土日のほか4月29日・30日と5月5日・6日の計8日間運転されました。遠野駅では4日SL銀河が到着すると観光協会のメンバーなどが横断幕を持って乗客を出迎えました。駅前では遠野名物のジンギスカンを販売するコーナーも設けられ観光客が遠野の味を買い求めていました。また旅の蔵遠野には連休中去年より189人多い1254人が訪れSL関連グッズの売り上げが良かったということです。このほかここ数年、大型連休中は市内の施設の中で一番多く観光客が訪れる道の駅遠野風の丘もたくさんの人が訪れました。去年に比べ少し減りましたがことしも期間中4万2650人と市内で最も多くの人が立ち寄り遠野産の新鮮な野菜などを買い求めていました。風の丘によりますと去年より訪れた人数は減ったものの普段の土・日の2倍以上の売り上げがあったということです。桜が見ごろを迎える時期に毎年開かれる遠野さくらまつりでは3日4日の両日、郷土芸能が披露され多くの人を魅了しました。中でも3日に行われた南部氏遠野入部行列では殿様行列を一目見ようとたくさんの人が沿道に詰めかけました。遠野市観光協会によりますとことしの大型連休は飛び石連休だった前半と、4連休となった後半で、観光客数に違いが表れたということです。消費税増税やガソリンの高騰などで迎えたことしの大型連休は、これらの影響もあってか去年に比べて市内を訪れた人がわずかに減りました。こういった状況の中SL銀河の効果で観光客が増えた施設もありました。今後、SLの停車時間1時間の過ごし方を観光客にどう提案できるかが遠野への観光客増加のカギを握りそうです。また今回SLをきっかけに遠野を訪れた人たちにもう一度足を運んでもらえるよう遠野ならではのおもてなしやさらなる策が期待されます。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.