2014年5月8日放送

「パドロン」生産 首都圏の市民大学が支援

パドロンの苗の定植のニュースをお伝えした一方で、パドロンの生産を支援する人たちがいます。東京の市民大学のメンバーです。先週3日、吉田さんの畑でパドロンの苗の定植作業を手伝っていたのは、東京の市民大学、丸の内朝大学のメンバーです。この大学は、東京の大手町・丸の内・有楽町エリア全体をキャンパスに朝7時から8時台に開講し、地域や都市、社会全体の課題解決について30代を中心にさまざまな職業の人たちが学んでいます。昨年度、丸の内朝大学の農業復興に関するカリキュラムについて学んでいた人たちが吉田さんと意見交換をする機会がありました。その際、パドロンの生産を頑張る吉田さんの取り組みに興味を持った人たちが東京で開催されたイベントで「遠野パドロン」としてPR活動を行ったほか販路のサポートをしたことで、吉田さんのパドロンがことしの7月から2カ月間、全国の37店舗を持つビアレストランで取り扱ってもらうことが決まりました。パドロンの苗の定植作業には、大手玩具メーカー、IT関連など昨年度、朝大学を受講し、吉田さんの取り組みに興味を持つさまざまな職種の人たちが集まり、一緒に汗を流しました。ことし、吉田さんは、7月上旬に出荷先に届けるために今までより2週間から3週間ほど早くパドロンを生産しています。まだパドロンの生産経験が少ないだけに不安があるという吉田さんですが、仲間たちのサポートを受けながら作業を進めています。

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