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2014年5月6日放送

砥森山　山開き

遠野と花巻の境に位置する砥森山（ともりさん）の山開きが５日（月）行われ、両市から参加した人たちは、山頂で今シーズンの山の安全を祈願しました。標高６７０メートル、宮守町と花巻市東和町との境に位置する砥森山は、岩手の百名山にも選ばれていて、毎年多くの登山愛好者が訪れます。この山開きは、田瀬（たせ）ダムが完成してから６０周年になることから、両市の団体で作る「田瀬ダム水源地域ビジョン推進協議会」が、記念事業としてかつて実施していた山開きの行事を復活させました。宮守町側からの参加者はおよそ３０人で、午前１０時、宮守の登山口（とざんぐち）から、山開きの神事を行う山頂を目指し出発しました。山はところどころに急こう配がありますが参加者たちは黙々と山頂をめざしました。そして、登山口を出発してから１時間ほどで、参加者一行は大きな剣（つるぎ）のある山頂に到着しました。そして、花巻市東和町の登山口から登ってきた一行と合流したあと神事が行われ、参加者たちは今シーズンの山の安全や地域の安全を祈願しました。続いて、地元の保存会による鱒沢神楽が奉納されました。「田瀬ダム水源地域ビジョン推進協議会」では、田瀬ダムの完成６０周年を記念して１１月に「第６回みちのくダム湖サミットｉｎ田瀬」の開催を予定しているということです。

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