2014年5月5日放送

南部氏遠野入部行列

遠野さくらまつりのメインイベント南部氏遠野入部行列がおととい(3日・土曜日)行われました。入部行列は、今から400年ほど前に遠野領の治安維持のため八戸南部氏の22代直義公などが八戸からおよそ200キロを4日かけて遠野に入った様子を再現します。ことしで16回目となる入部行列は、遠野に入部した季節にあわせてこの時期に行われています。開会式の前に、遠野中学校吹奏楽部がさくらにちなんだ曲などを演奏し、会場を盛り上げました。続いて行われた開会式で遠野さくらまつり実行委員会の会長を務める本田市長が「八戸との交流をますます確実なものに、そして沿岸被災地の復興を力強く後押ししていくといったおまつりにもっていきたいと思います」とあいさつした後入部行列開始です。ことしは、藩主に本田市長、女大名で知られた清心尼に中浜艶子教育委員長などおよそ220人が入部行列に参加し、仲町通りなどを練り歩きました。沿道には市民や観光客が集まり、カメラに収めたり手を振ったりして年に1度の入部行列を見届けていました。行列の途中、SL銀河が遠野駅に到着するなどまちなかはにぎわいを見せていました。また、行列の中には八戸市の新田城まつり運営委員会の委員およそ30人も加わっていました新田城まつりは、遠野で入部の様子を再現しているのだから出立の様子も再現するべきと秋に行うようになってことしで10年になるということです。さくらまつりでは、入部行列のほかきのうは南部神社例大祭も盛大に行われていました。なお、入部行列は、後日、遠野テレビの番組で放送を予定しています。

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