2014年4月28日放送

重要文化財「千葉家住宅」保存活用委員会

国の重要文化財に指定されている「千葉家住宅」の永久的保護に向けた保存活用検討委員会が設置され、おととい(26日・土曜日)1回目となる委員会が開かれました。この委員会は、国の重要文化財「千葉家住宅」の保存と活用に関する必要事項を検討するものです。委員は、木造建築の構造や建築の歴史のほか防火対策などの有識者で構成されていて、7人が選ばれています。この日は、委員一人一人に辞令が交付されたあと、第1回の委員会が開かれ今後の委員会の進め方やスケジュールを確認し、現地での視察が行われました。それによりますと「千葉家住宅」は、平成28年度から解体作業を始め平成38年度の完成を目指して修復工事が行われるということです。これに伴い委員会では、今年度から2年間で保存活用の考え方の基となる保存活用「基本構想」をまとめ、「基本計画」の検討のほか修復工事などに対する助言を行うことになります。国内最大級の曲り家として知られる「千葉家住宅」は、江戸末期に建てられ主屋や土蔵、石蔵などが国指定の重要文化財となっており現在は遠野市が所有しています。この日、委員たちは、現地視察に時間をかけ敷地内をくまなく歩き「千葉家住宅」の現状と課題を確認していました。次回の保存活用検討委員会は、9月下旬に予定されていて今回確認した「千葉家住宅」の現状と課題を整理するということです。

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