2014年4月14日放送

元機関士 SL復活に涙

定期運転としてはおよそ40年ぶりに釜石線を走るSLの姿に涙を流しながら喜び、そして今後の活躍に期待を寄せている人がいます。元SL機関士を取材しました。SL運転開始となった先週12日(土曜日)、遠野駅でSLを懐かしそうに見つめている人がいました。穀町の山口京三さんです。山口さんは、15歳の時に国鉄の釜石機関区に就職し、およそ40年、SLの機関士などを勤めました。現在、84歳の山口さん、およそ15人いた同僚は、今では5人ほどになってしまったということです。亡くなった同僚たちの分もと山口さんはしっかりと手を振りながらSLを見送っていました。山口さんは、C58の写真などを紹介しながら機関士だったころの話をしてくれました。山口さんは、C58などのネジの締り具合を確認するために使ったというハンマーも大切に持っています。山口さんは、運転をしていたC58がSL銀河となって復活したことを喜びながら復興支援などにつながる活躍を期待していました。

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