2014年4月8日放送

遠野みらい創りカレッジオープン

企業と市などが連携し、地域振興のための活動をする「遠野みらい創りカレッジ」がきょう開校し、活動拠点となる旧土淵中学校で、記念式典が行われました。「遠野みらい創りカレッジ」は、地域・産業の発展と人材育成を目的に、富士ゼロックスと市がおととしの夏から開催してきた「みらい創りキャンプ」を発展させる形で開校しました。記念式典には、土淵町の住民や富士ゼロックスと市の関係者などが出席しました。はじめに「遠野みらい創りカレッジ」を共に運営する富士ゼロックスの栗原博常務と本田市長が協定書に調印しました。続いて、本田市長が「みらい創りカレッジは復興支援としても大きな役割を果たすことになる。将来を見据えた地域づくりのための人材育成を富士ゼロックスと連携して努めていきたい」と豊富を述べました。また、富士ゼロックスの栗原常務は「民間企業と自治体が連携して大きな一歩を踏み出した。地域の社会貢献のために長く活動を続けていきたい」とあいさつしました。このあと、土淵小学校の6年生と2年生の児童人が地域に伝わる物語の語り部を披露し、カレッジの開校を祝いました。そしてきょうは公開授業が2講座行われました。このうち京都大学名誉教授の池上惇さんは「地域固有の伝統文化を今に生かす」と題して話しました。訪れた人たちは自分たちの住む地域の可能性を感じながら聞き入っていました。「遠野みらい創りカレッジ」は民俗学研究や、特産品の開発・販売のほか、企業の社員研修の受け入れ、グリーンツーリズムなどを行い年間2000人以上が遠野を訪れる見込みだということです。なお、今月18日からは富士ゼロックスの企業研修が行われる予定とのことです。産・学・官・民で連携し、地域振興や課題解決につなげる「みらい創りカレッジ」は、遠野発の新たなまちづくりのモデルとして注目を集めそうです。

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