2014年3月28日放送

40年以上勤務 嘱託医・川上医師が退職

40年以上、遠野健康福祉の里の嘱託医を務めた医師が、おととい(26日・水曜日)、最後の業務を行いました。40年以上市の嘱託医を務めたのは、川上医院前院長の川上淳医師です。現在86歳の川上医師は、昭和46年からおよそ43年間、生活保護を受けている人の医療について携わってきましたが今年度をもって退職となります。週に1回の業務では、医療機関から適正に治療や投薬がなされているか内容を確認するほか病状を踏まえた今後の対応について担当部署と協議をし、必要な助言や指導を行いました。また、川上医師は、嘱託医のほかに遠野医師会会長も務め、医療と福祉の垣根を低くし市の地域福祉向上のために尽力しました。最後となったこの日は、およそ1時間の業務が終わったあと職員から川上医師にこれまでの労をねぎらい花束が贈られました。荻野優健康福祉部長は、「体調には気をつけてこれからも顔を見せに来てください」と話し、集まった職員は、拍手で川上医師を見送りました。なお、後任には、4月以降引き継がれるということです。

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