2014年3月27日放送

本田市長日本記者クラブで会見

今週24日月曜日に、東京の日本プレスセンタービルで遠野市の沿岸被災地後方支援について本田市長が記者会見を行いました。この会見は、遠野市が東日本大震災の沿岸被災地後方支援基地として果たされた役割などについて発表してもらおうと日本記者クラブが企画したものです。岩手県で現職の市長としては初めて会見に臨んだ本田市長は、「遠野市の沿岸被災地後方支援〜縁が結ぶ復興への絆〜」と題し講話を行いました。講話で本田市長は、「平成19年から津波を想定した後方支援の構想をまとめ医療救護や支援物資の輸送などの大規模訓練を実施してきたことが、東日本大震災発生の際に生かされ、後方支援の役割を果たす形になった」とこれまでを振り返りました。さらに、震災が発生してまもなく友好自治体をはじめ全国から救援物資が遠野に運びこまれたことに触れ「各自治体がみずから支援策を考え行動に移し支援活動を支える水平連携が重要である」と話しました。また、この日は、全国の新聞の編集委員やテレビ局の解説委員などおよそ50人が集まり、後方支援の構想を打ち立てたきっかけなどについて本田市長に熱心に質問していました。講話の最後に本田市長は、「後方支援活動の問題点や課題を整理し検証することと震災を風化させず後世に伝えていくことが最も重要だ」と訴えていました。

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