2014年3月12日放送

中学校卒業式

市内中学校3校の初めてとなる卒業式が、きょう(12日・水曜日)行われました。今年度の遠野中学校の卒業生は、男子63人、女子80人の合わせて143人です。在校生や親などの拍手で迎えられた卒業生は、一人ずつ卒業証書を受け取りました。143人に卒業証書を渡した牧野和男校長は、「凛として堂々と高い志を掲げ自分の可能性を広げていってください」と式辞を述べました。藤澤教育長などから激励の言葉を受けた卒業生を代表し、鈴木凌君が答辞を述べました。続いて、卒業生が3年間の出来事を振り返りながらお世話になった先生や親、そして仲間に感謝の言葉を送りました。卒業式に出席した親たちの中には、この3年間で大きく成長したわが子に目に涙を浮かべる姿も見られました。
続いては、遠野東中学校です。東中(ひがしちゅう)では、56人の生徒が巣立ちの日を迎えました。式では、卒業生56人一人一人の名前が呼ばれ、三浦和人校長から卒業証書が手渡されました。今年度の卒業生は、3年前、東日本大震災が発生し混沌とするなか中学校入学を迎え、今年度は、土淵と青笹そして上郷の3つの中学校が統合し、1・2年生のリーダー役として新しい学校づくりにも取り組んできました。式辞で三浦校長は、「自分の目標を持ち取り組むこと。自分も相手もともに大切にすること。希望を持って物事に挑戦していくこと」と巣立ちの日を迎えた卒業生へはなむけの言葉を贈りました。式が終わりに近づくと「羽ばたきの瞬間(とき)」と題して在校生が先輩たちの卒業を祝い、また、卒業生を代表して菊池和紀君が答辞を述べました。そして、最後には全校生徒で合唱し勉強に励みながら友情を深めた仲間たちとの中学校生活を振り返っていました。
そして最後は、遠野西中学校です。旧小友中学校と旧宮守中学校が統合した遠野西中学校の最初の卒業生は、合わせて47人です。式では、保護者と在校生が見守るなか、菊池塔寿校長が、卒業生ひとりひとりに卒業証書を手渡しました。卒業生たちは、「大同団結両校の伝統を引き継ぎ遠野西中の礎を築こう」を生徒会スローガンにあいさつ活動や小友町と宮守町の祭りなどに積極的に参加してきました。式辞で菊池校長は、「旧小友中と旧宮守中の伝統を引き継ぎ遠野西中の新しい文化をつくりあげたことを自信に目標に向かって努力し社会に貢献できる人になってください」と卒業生にエールを贈りました。そして、巣立ちの会が開かれ、在校生から合唱と送辞が贈られたあと卒業生を代表して照井柊前生徒会長が、これまで過ごした日々を振り返り答辞を述べました。式の終わりには、在校生と卒業生が一緒に合唱をして遠野西中の最初の歴史を刻んだ仲間に感謝を伝えていました。市内3つの中学校の最初の卒業生たちは、義務教育を終えてこれから自分の進路に向けてそれぞれの道を歩みだします。

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