2014年3月10日放送

市役所本庁舎整備市民説明会

市役所本庁舎整備についての市民説明会が、先週8日(土曜日)から2日間開かれました。この説明会は、将来の市役所庁舎機能のあり方について遠野市進化まちづくり検証委員会で示されたことからこれまで検討されてきた内容も含め市民に説明しようと市が開きました。説明会は、8日に遠野町を対象に、そして、きのう9日はすべての市民を対象に合わせて4回開かれ、遠野町を対象にした1回目の説明会には、およそ35人の市民が集まりました。説明会では、担当職員から本庁舎の整備場所や集約する機能などについて市で内部検討した結果と先月6日に開かれた遠野市進化まちづくり検証委員会での検証結果について説明がありました。市の内部では本庁舎の整備場所について、市民の利便性や将来性、そしてまちづくりの視点から遠野市中心市街地活性化センターとぴあ周辺への整備のほか、以前の本庁舎の場所での復元整備、現在は、仮設住宅がある旧市職員駐車場への整備の3つの案が検討されているということです。一方、遠野市進化まちづくり検証委員会では、中心市街地の賑わい創出のまちづくりの視点や公共交通が充実していて利便性がよいなどの理由でとぴあを活用した周辺での整備が望ましいと検証結果が出ています。説明会に集まった市民からは、「住民の避難場所としても使える耐震性の高い本庁舎を整備してもらいたい」といった要望などがありました。また、2日間の説明会のなかでは、「国からの財政支援はいくらか」といった質問なども出されていました。これに対し、市では、「被災した部分を原形復旧する分としておよそ11億円の支援が受けられる。それを超えた部分については、被災施設復旧関連事業債において、7割が交付税で措置される」と説明しました。なお、2日間でおよそ70人の市民が集まり、進化まちづくり検証委員会の検証結果に対しておおむね理解を示していたということです。今後市では、3月中に整備方針を決定し、来年度以降市民説明会を開きながら、具体的な整備計画案などを作成し平成27年度には本庁舎建設工事に着手する予定ということです。

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