2014年3月6日放送

アジアの情報通信担当者ねっと・ゆりかごを視察

アジア11カ国の情報通信担当者が先月27日、遠野市を訪れ、「ねっと・ゆりかご」などを視察しました。遠野を訪れたのは、APT、アジア・太平洋電気通信共同体に加盟するインドやミャンマー、アフガニスタンなどアジア11カ国の情報通信担当者13人です。視察団一行は、情報通信技術ICTを利活用した遠野市の周産期医療システムと健康増進ネットワーク事業のノウハウを学び、アジア諸国の発展に役立てようと総務省の特別拠出金事業のプロジェクトで訪れました。一行は、インターネットで遠野市助産院「ねっと・ゆりかご」と県立大船渡病院をつなぐ、動画伝送可能な最新型の超音波画像診断システムを使った妊婦健診を見学し、モニター越しに医師と妊婦が会話する様子など、診察現場と同じような環境づくりを行っていることに興味深く見入っていました。また、一行は、新町自治会館を訪れ、テレビ電話を活用した「ICT健康塾」の活動も見学し、巡回する看護師からテレビ電話を使った健康相談や指導の効果の説明も受けました。視察をコーディネートしたNPO法人BHNテレコム支援協議会では、「自治体のICT利活用の事例として遠野市の成功モデルを海外展開できるように進めていきたい」と話していました。

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