2014年2月26日放送

小友町裸参り

無病息災、家内安全などを願う小友町裸参りが22日土曜日に行われ、男衆が町内を練り歩きました。小友町の裸参りは、今からおよそ350年以上前に、巌龍神社の別当を務めた修験者が不動様の縁日に行ったのが始まりとされています。ことしの裸参りには、町内の厄年の人や小学生・中学生などおよそ50人が参加しました。一行は、さらしにしめ縄姿で、口に護符をくわえ、灯篭を手に、巌龍神社からおよそ400メートル先にある大般若供養塔までの間を3往復します。また、先頭を歩く男の人は、およそ3キロある大きな鈴を振り上げて鳴らしながら歩き、無病息災や家内安全を祈願しました。盛岡地方気象台によりますとこの時間の遠野の気温は氷点下4.1度で、参加者は寒さをこらえながら、願いを込めて一心に練り歩いていました。参加者の中には女性もいて、沿道に詰めかけた人たちから「頑張って」と声が掛けられていました。

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