2014年2月25日放送

中心市街地活性化市民フォーラム

国の動きや先進地の事例などを聞きまちなかのにぎわいについて探る中心市街地活性化市民フォーラムが、きのう(24日・月曜日)、開かれました。このフォーラムは、国の認定を受けて進められてきた中心市街地活性化計画の事業期間が今年度で終了することから、次の段階へ向けてそれぞれの役割や方向性を探ろうと遠野市などが開かれました。きのうは、国土交通省の天河宏文さんと香川県にある高松丸亀町商店街振興組合から理事長の古川康造さんを招いての講演のほか、パネルディスカッションも行われました。そのうち、商店街の再開発の成功事例として講演した古川さんは、イベント開催だけに頼る活性化ではなく土地の所有権と利用権を分離して再開発した斬新的な取り組みを紹介しました。土地の所有権と利用権を分離した再開発は、土地の所有者に一定の期間、使用権を放棄してもらい業種の再編成を行ったところ消費者が求める機能を商店街に集め中心市街地に住む人たちを呼び戻すことにも成功したといいます。古川さんは、「丸亀町の取り組みは特別なことでも奇跡でもない」「本気の覚悟とコミュニティの2つが成功のカギを握る」と話し、「遠野にはいざという時に一致団結する力が残っている」と遠野のまちづくりにエールを送っていました。このほか中心市街地を拠点に雇用や学び、若者が集う場を創り出している各団体の代表のパネルディスカッションも行われ、それぞれが目指すまちづくりについて意見を交わしていました。

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