2014年2月18日放送

議員全員協議会

市議会議員全員協議会が、きょう(18日・火曜日)開かれ、遠野市防災基本条例の制定についての説明や、去年11月に発生した学校給食への異物混入事故の調査結果について報告がありました。議員全員協議会は、市政に関する重要な事項などを協議するため、必要に応じて開催されています。きょうの協議会では、市民の生命や財産などを災害から守るため、防災対策の基本理念を定めた遠野市防災基本条例の制定について市から説明がありました。遠野市防災基本条例は、市民や事業者自らが安全確保に努める「自助」、市と消防組織、市民などが連携する「共助」、要援護者の支援や情報提供、避難所の開設など市の責務である「公助」の取り組みを基本理念としています。また、災害発生時の周辺自治体の支援だけではなく、遠野市に拠点を置いて救援活動を行う機関や団体などの支援も盛り込まれており、市民の防災意識の向上を図る上でもことしの4月1日から施行したいと説明があり、3月定例市議会に提案するということです。次に、去年11月20日に市内の小学校で発生した学校給食への異物混入事故の調査結果について報告がありました。報告によると、給食に混入していたのは、窓ガラスやコップなどに広く用いられている「ソーダ石灰ガラス」で、食材や調理過程、学校での配ぜん作業の調査でも混入の可能性は極めて低く、今後、混入原因を特定する新たな事実は出てこないとし、調査を終了すると報告がありました。また、市では、異物混入防止対策の取り組みとして、調理配送業務委託業者との情報交換を定期的に行っていることや、調理場に不要なものを持ち込まないように総括責任者によるポケット内の検査を実施していることなどの報告もありました。ほかにも平成25年度遠野市一般会計補正予算の概要についてなど協議事項4件、遠野市進化まちづくり検証委員会の検証結果など報告事項4件の報告もありました。きょう、市から説明のあった事項については、今月28日から始まる市議会定例会で審議されることになります。

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