2014年2月14日放送

JICA ねっと・ゆりかごを視察

独立行政法人国際協力機構・JICAの集団研修として、きのう(13日・木曜日)、遠野市助産院ねっと・ゆりかごで視察が行われました。JICAの集団研修は、開発途上国の中央・地方の行政官が格差緩和の切り口から母子を取り巻く環境の改善を検討する機会として今月2日から行われています。おとといときのうは、産婦人科の医師がいない状態の中、地域の情報通信技術を活用した新たな取り組みなどを行う遠野市の状況を視察しました。この研修には、ミャンマーやカンボジア、ベトナムなど7カ国から中央・地方の行政に携わる人など11人が参加していて、きのうは、ねっと・ゆりかごで遠隔妊婦健診などを視察しました。研修者たちからは、「何か特別な訓練を受けているのか」などと質問をしながら興味深そうに健診の様子を見ていました。今回の研修に参加している人たちの国では、道路が整備されていない、病院が少ない、医師が不足しているなどと厳しい状況でありますが、産婦人科医師が不在の中でも妊産婦の負担軽減に努める遠野市の施策に今後の参考にしていました。遠野での研修はきのうまででしたが、今後は、来月1日まで宮古市などで行われるということです。

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