2014年2月14日放送

健康福祉の里運営審議会

今年度2回目となる遠野健康福祉の里運営審議会がきのう(13日・木曜日)開かれ、来年度の事業計画などについて審議されました。この審議会は、遠野市の諮問機関として、福祉や健康づくりの施策について調査・審議するため設置されています。きのうは、市内の福祉、保健、医療の団体の代表者で構成する委員22人のうち18人が出席しました。審議会では、今年度の福祉の里の事業経過の報告があった後、新年度、総合的な福祉行政を強化する遠野健康福祉の里運営方針など、3つの案件について審議されました。市はこの中で、介護サービス基盤の整備として来年度、デイサービス施設を1カ所建設する予定であると発表しました。また、保健医療の不妊治療支援事業として「子育てするなら遠野」を掲げる市は、来年度、子どもを望み治療している夫婦への助成金の拡充も検討していると述べました。このほか、がん検診の受診者を増やそうと市は、遠野すずらん振興協同組合と連携して検診時の自己負担金にスキップカードのポイントを付与することにすると話しました。この中で委員からは「介護士が不足している中でデイサービス施設を建設して運営ができるのか」といった意見が出されました。これに対し市は「建設するだけではなく介護士不足の課題など運営のこともしっかり考えていきたい」と答えました。そして、審議の結果、出された案件はすべて原案通り承認されました。福祉の里では、審議会で出された意見を参考にしながら福祉や保健、医療の充実を進め新年度からの計画実施に取り組んでいくということです。

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