2014年2月11日放送

岩手県建設業協会遠野支部「遠野の思いをつなぐ」

東日本大震災が発生してきょう(11日・火曜日)で2年と11カ月となりました。そこできょうは、震災発生直後からの支援活動をまとめた一冊の記録誌についてお伝えします。「遠野の思いをつなぐ」、この記録誌は、岩手県建設業協会遠野支部が釜石・大槌への後方支援活動を行ってきた会員企業の従業員たちの生の声を記録し、後世に残そうと作りました。およそ90ページあるこの記録誌には、地震が発生してからどのコースを使って沿岸地域に入ったか、そしておよそ半年の間壊れた道路の復旧作業や瓦礫の撤去など自分たちが持っている技術力で少しでも復旧・復興にという思いで活動してきたことが盛り込まれています。どんな思いで制作に記録誌には、後方支援活動を行った遠野支部のメンバーの声も掲載されています。「一日に2、3回パンクすることもあり、何も考えずに無我夢中で作業に専念した」「震災直後は、道路幅が狭く一般車両や地域地域住民が通行しており、安全第一で運転を心掛けた」など現地の惨状を目にし、恐怖や悲しみの中に身を置きながら汗を流した状況が伝えられています。作業員たちの声について今後についてこの記録誌は、3000部発行され、支援活動に協力してくれた所などに贈られるということです。

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