2014年2月4日放送

私たちのくらしと放射線セミナー

「私たちのくらしと放射線セミナー」が先月31日(金曜日)にあえりあ遠野で開かれ、集まった市民は放射線についてや県内の現状について学びました。このセミナーは、福島第一原発の事故により、県内でも依然として放射線による影響や不安があることから、放射線について理解を深めてもらおうと岩手県が各地で開いています。この日開かれたセミナーには、市民およそ30人が出席しました。セミナーでは、岩手県工業技術センターの元副理事長の齊藤博之さんが「放射線の基礎知識と本県の状況」と題して説明を行いました。齊藤さんは現状に対する心構えとして「おそれない、忘れない」ことが大事だと話しました。そして、日常生活においては、放射性物質濃度が基準値を下回っているので過剰に恐れる必要はないと話していました。一方で、畜産など生産者に対しては、放射性物質が含まれていると思われる牧草を使わないことなどを徹底するように求めました。参加者たちは、原発事故から間もなく3年が経つ現状に対して認識を新たにしていました。

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