2014年1月16日放送

年越祭・どんと祭

小正月の伝統行事、年越祭とどんと祭が、きのう(15日・水曜日)、遠野郷八幡宮で行われました。年越祭は、八幡神楽の由緒ある権現さまの年取りとされ、八幡宮の拝殿では、一年の内でもこの日にしか見ることができない、「ゴンゲンサマ」が祀られ、八幡神楽保存会による権現舞が奉納されました。続いて行われたどんと祭は、しめ縄などの正月飾りを神前で焚きあげて送り火とし、お正月を共にした神様を帰すための行事です。八幡宮の馬場では、神事のあと宮司が火入れを行い、雪が舞い散る中、山積みにされた正月飾りが勢いよく燃え上がり瞬く間に大きな炎に包まれていきました。燃やした火は「どんと火」と呼ばれ、その火で餅を焼いて食べたり体を温めたりすると一年間、無病息災、家内安全に過ごせると言われています。参拝者は、神社が用意した餅を串にさし、どんと火で焼いて食べ、また、縁起がいいとされる権現さまに頭を噛んでもらうなどしながらことし一年の無病息災、家内安全を祈願していました。

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