2014年1月10日放送

小正月伝承行事

松崎町で、きょう(10日・日曜日)小正月伝承行事が行われました。松崎町では、古くから伝承されてきた小正月の行事であるみずき団子づくりや烏よばりなどを後世に伝承しながら地域の伝統文化の振興と世代間交流を目的に毎年この時期に小正月伝承行事が行われています。きょうは、町内の保育園児から中学生、そして地域の人たちおよそ240人が集まり、餅つきやまゆ玉づくりなどが行われました。このうち、みずき団子の飾り付けでは、昔、農家の大きな収入源としての養蚕「まゆ」に対する感謝の気持ちとして表した団子を子どもたちが一つ一つしっかりと枝に付けていました。そして、去年の豊作に感謝するとともにことし一年も豊作であることを祈願しました。また、田んぼに見立てた雪の上に松の葉を差し込んで豊作を祈る「お田植え」と種や実を烏の被害から守ろうと願うとともに何かあると泣くことで知らせてくれた烏に対する感謝の気持ちを込めた「烏よばり」も行われ、参加者たちは古くから伝承されてきたこの時期ならではの行事を楽しんでいました。昼どきには、みんなで一緒に作った餅が振る舞われ、世代間交流も深められていました。

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