2014年1月9日放送

教育研究発表会

市内小中学校の教職員が一堂に会し教育のあり方について考える遠野市教育研究所教育研究発表会が、きのう(8日)、市民センターで開かれました。この発表会は、市内の小中学校でこれまで取り組んできた学力向上の推進について成果と課題を明らかにし、小学校と中学校の連携をさらに深めようと開かれました。きのうは、市内小中学校の教職員およそ200人が集まりました。初めに、全体会が開かれ、遠野、遠野東、遠野西中学校区それぞれで児童生徒の授業への関心や学習意欲の向上に向け実践してきたことが発表されました。このうち、遠野東中学校区では、授業の中で出た問題を解く時にグループを作り生徒自身の考えを話し合う機会を増やしたことが学習の理解度の向上につながったという成果が発表されました。一方、授業のどういったところで話し合いの場を盛り込むことが効果的なのかさらに検討を進めるべきといった課題が出されていました。また、遠野中学校区と遠野西中学校区では、課題意識を持続するため教科書に線を引くことなどを行う授業やグループでの話し合いを活発化させるため教員が要点を示すなどの取り組みが発表されました。このあと、各発表の総括として遠野市教育委員会学校教育専門員の本田正弘さんが「児童生徒には主語と述語をはっきり話す訓練をすることが一番重要である」と講評を述べました。全体会のあと東日本大震災の復興教育についてなど5つの分科会が開かれ、教職員同士の意見交換を行い交流を深めていました。

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