2014年1月6日放送

遠野高校サッカー部 初戦突破ならず

次に、高校サッカーです。全国高校サッカー選手権大会で岩手県代表の遠野高校は、残念ながら初戦突破となりませんでした。92回目となる全国高校サッカー選手権大会は、先月30日、東京の国立競技場で開会式が行われました。国立競技場は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会のメインスタジアムとなることなどから、今回の開会式は、建替え前として最後となります。およそ2万人が見守る中、遠野高校は、遠野中学校出身の3年生及川林貴君を先頭に4番目の入場行進です。選手たちは、2年後に行われるいわて国体の幕を持って遠野市でサッカー競技少年男子が行われることをPRしながら堂々と行進していました。遠野高校をはじめ全国大会に出場する48校の選手たちを前に下村博文文部科学大臣が激励をしました。翌日の12月31日、母校を応援しようと首都圏に住む遠野高校のOBも試合会場に足を運びました。3年ぶり23回目の出場となった白と青のユニホームの遠野は、ベスト8入りした第86回大会以来の初戦突破を目指しました。対戦相手は赤のユニホーム沖縄県代表の那覇西で堅い守りから攻撃のリズムを作るのが持ち味のチームです。遠野は立ち上がり何度もチャンスを作りますがシュートを放つことができません。すると前半27分。相手に左サイドから崩され先制点を許します。遠野は同点に追いつこうと前線にボールを集めますが、相手の守りを崩すことができず前半を0対1で折り返します。ハーフタイム中にとにかく1点を取りにいこうと長谷川監督に送り出された選手たち。後半3分にチャンスが訪れます。8番畠山遼選手からのパスに10番キャプテンの本間達耶選手が走りこみながら右足でゴール。1対1の同点に追いつきます。しかし点を奪い喜び過ぎてしまったという遠野はその3分後。左サイドから相手に勝ち越しゴールを奪われ再びリードを許します。さらに試合終了間際にダメ押しとなるゴールを決められ万事休す。遠野は最後まで相手のディフェンス陣に翻弄され、1対3で敗れ6年ぶりの初戦突破はなりませんでした。

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