2013年12月17日放送

家庭教育セミナー

県PTA連合会が開く家庭教育セミナーの上閉伊地区セミナーが先週土曜日(14日)遠野市を会場に行われました。この日は、遠野小学校の全校表現活動「遠野の里の物語」で開幕し、ふるさとを誇りに思う子どもたちの豊かな表現に大きな拍手がわきました。家庭教育セミナーは、家庭教育のあり方や原点を考えようと各地で開かれていて、今年度は、遠野、釜石、大槌の上閉伊地区のほか宮古地区からも関係者が参加しました。この日は、基調講演とトークライブが行われ、「震災を見つめ直す地域の絆」をテーマに震災直後の状況や将来の展望を話しました。トークライブに出演した大槌おらが復興食堂の岩間敬子さんは、「地域の避難所は本当に安全なのか震災後あらためて考えるようになった」と疑問を投げかけると、遠野まごころネットの多田一彦理事長は、「行政まかせにするのではなく自分たちで確かめて考え意見を出し合い判断する時ではないか」「子どもたちが自分で考え判断できる環境づくりが大人の役目」と話しました。また、前・釜石市教育委員会教育長で現在、土淵小学校の川崎一弘校長は、子どもたちが持つ可能性について触れていました。この日、参加した人たちは、それぞれの話を聞きながら「子どもたちに伝えなければならない本当に大切なことは何か」ヒントを探っていました

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