2013年12月16日放送

ラオス首相とテレビ会議

ラオス人民民主共和国のトンシン・タンマヴォン首相がきょう(16日・月曜日)、遠野で行われている遠隔医療システムの状況をテレビ会議を通じて視察しました。ラオスは、中国やミャンマー、タイなど5カ国と国境を接し、日本の本州ほどの広さを持つ内陸国です。ラオスのトンシン首相は、医師不足の課題を解決する施策の参考にしようと遠野で行われている遠隔医療システムを滞在先の香川県からテレビ会議システムを通じて視察しました。きょうのテレビ会議は、香川県と市長室、松崎町にある助産院ねっと・ゆりかご、そして県立大船渡病院の4カ所が結ばれました。初めに本田市長と助産院の監督医でもある大船渡病院の小笠原副院長がねっと・ゆりかごの概要などについて説明を行いました。続いて、ことし4月から本格的に運用されている胎児の動画がねっと・ゆりかごから大船渡病院に送られる様子について紹介されました。この様子を見たトンシン首相は、「この遠隔医療システムをラオスで行う場合どのくらいの費用がかかるのか」と質問しながら遠隔医療システムを直接見たことでラオスにおいても有用なシステムであることを確信した様子でした。

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