2013年12月13日放送

市議会 最終日

遠野市議会の12月定例会は、きょう(13日・金曜日)、最終日の本会議が行われ、市長など特別職の給与に関する条例の一部改正についての議案2件が否決されました。本会議は、きょう午後2時に開会し、予算等(とう)審査特別委員会に付託(ふたく)されていた今年度の一般会計補正予算案など15の議案について採決しました。この中で、今週11日に開かれた予算等審査特別委員会では、市長など特別職の給与に関する条例の一部改正について市側の議案が否決され、動向が注目されました。この議案は、市の第二次健全財政5カ年計画合わせ市長と副市長それに教育長の給与を平成28年3月まで5%減額するというものです。本会議では討論が行われ、菊池邦夫議員が市長の努力もあり、市民も認める健全財政が実行されているとして給与の減額案に反対の討論を述べました。一方、織笠孝之議員は、30年後の人口減少などを見据えさらなる健全財政に努めるために特別職の給与減額に賛成すると述べました。そして採決の結果賛成少数となり、特別職の給与に関する条例の一部改正についての議案2件が否決されました。この後、残る議案13件について一括採決され満場一致で可決されました。これにより一般会計予算の総額は196億1358万2000円となりました。主な内訳は、消防・防災デジタル無線システム整備事業費におよそ9億3600万円、官民連携まちづくり再生調査事業費に985万円などとなっています。このほか、人権擁護委員の人事案件についての追加議案とTPP交渉についての発議案がそれぞれ質疑・討論の後可決され、12月定例会が閉会しました。

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