2013年11月26日放送

明日の遠野の環境を考えるフォーラム2013

明日の遠野の環境を考えるフォーラムが先週土曜日(23日)に開かれました。このフォーラムは、市民の環境に対する理解と意識を高めてもらおうと市民環境団体の環境フロンティア遠野が毎年、開いています。この日は初めに今年度募集した市内の児童生徒の環境に関する標語や工作などの優秀作品と資源回収や清掃活動など環境保全活動に取り組んだ企業・団体への表彰が行われました。このあと古着のリサイクル販売を手掛けるドンドンアップ社長の岡本明史さんを講師に迎え、独自の事業内容や古着のリサイクル事情について基調講演が行われました。岡本さんによりますと、衣類のリサイクル率はドイツで50パーセント近くなのに対し、日本は10パーセントほどで、資源として回収されても焼却処分されているのが現状だといいます。そんな中ドンドンアップでは、店舗に並べられなかった古着は古着リサイクル企業へ輸出し、衣類として再び販売されたり繊維の原料として利用されたりしてほぼ100パーセントのリサイクル率を実現しています。岡本さんは、ことし、新たに始めた連携企業との古着回収ボックスの仕組みを紹介しながら「古着回収の仕組みが遠野でも常識になれば」と期待を寄せていました。この日は、活動事例の発表のほか参加者全員で環境宣言を読み上げ、遠野の環境を守り育むため環境に優しい生活や活動に取り組むことを改めて誓いました。

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