2013年11月15日放送

平成・南部藩一日国替え

「平成南部藩」の一日国替え事業で、青森県南部町の工藤祐直町長が今週11日・月曜日に一日遠野市長を務めました。「平成南部藩」は、南部氏のゆかりを発信し、連携してまちづくりに取り組もうと遠野市のほか盛岡市や二戸市、南部町、八戸市など9つの市と町が平成18年に設立しました。工藤町長は、一日国替え事業としてそれぞれの市と町が取り組む地域づくりについて視察や意見交換などを行うため遠野を訪れました。本田市長から遠野市の概要の説明を受けたあと工藤町長は、「南部町のまちづくり」と題して講演を行いました。南部町は、東は、八戸市、南は、二戸市と軽米町に隣接する人口およそ2万人の町で、青森県内一の生産量を誇るサクランボをはじめリンゴや梨などの生産が盛んな果樹の町として知られています。講演では、地元の自然や食、芸能などを最大限に活用した達者村の開村や家族や友人などで一緒に鍋を囲んでコミュニケーションを深めようと毎月22日を「鍋の日」と定め、「南部町鍋条例」を制定した取り組みを紹介しました。参加した市の職員からは、「達者村というような地域資源を活用する方法を遠野市も参考にしたい」といった感想が聞かれました。なお、一日国替え事業は、9つの市と町を3つのグループに分けそれぞれの市と町に出向き視察や意見交換を行っていて、去年、本田市長が南部町を訪れています。

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