2013年11月12日放送

遠野ブルース発表会

戦後、遠野に流れていたという「遠野ブルース」をおよそ70年ぶりに復活させた親子がきのう(11日(月曜日))、完成発表会を開きました。発表会を開いたのは、宮守町鱒沢の菊池久彦さんと、現在千葉県に住みポップピアニストとして活動する息子の南里さんです。遠野ブルースは、昭和24年ごろに市民バンドが演奏し、巷で流行った曲です。発表会では、遠野ブルース復活を企画した久彦さんが誕生のいきさつを語りました。それによりますと、去年3月に久彦さんが病気になり、息子の南里さんが一時帰郷しました。その2カ月後に開かれた同窓会で南里さんが遠野ブルースを即興演奏したことがきっかけでオリジナルの音源を探し南里さんがアレンジに1年かけ新しい遠野ブルースが誕生したということです。そして、南里さんが演奏するピアノと平均年齢70歳で構成する市内の女性グループのコーラスによる「遠野ブルース」が披露されました。会場を訪れた人たちはなつかしいメロディーに引き込まれ、一緒に口ずさんでいました。菊池さんたちは、今後この歌をインターネットで配信するなどして市内外に広めていくということです。

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