2013年11月8日放送

遠野の風景写真を寄贈

神奈川県の医師がきのう(7日)、遠野市に四季折々の遠野の風景写真を贈りました。市に遠野の風景写真を贈ったのは、神奈川県相模原市の医師、田中一郎さんです。田中さんは、昭和39年から41年までの3年間、県立遠野病院で耳鼻咽喉科の医師として遠野で暮らしたことがあり、その時から遠野の風景に魅せられて写真を撮り始めました。田中さんは、出身地の神奈川県に戻ってからも、およそ50年に渡り、月に4回、遠野に通い続けて四季折々の遠野の風景写真を撮影していて、これまでに撮り貯めた写真は3万枚以上にものぼります。また、平成15年4月には、遠野の風景を後世に残すため四季折々の遠野の風景を収めた写真集「遠野夢山河」を出版するなど、遠野文化の保全と観光振興に貢献したことから、ことしの市制施行8周年記念式典で協力者表彰を受賞しています。きのうは、田中さんから本田市長へ写真集「遠野夢山河」に収められている写真など48点、943万円相当が贈られました。本田市長は、「日本の原風景である遠野のこだわりが詰まった田中さんの風景写真を市民や観光客などに発信していきたい」と話し、50年に渡り遠野の風景を撮り続けてきた田中さんに感謝していました。遠野の風景を後世に残すためにも多くの人に見てほしいと今回、田中さんから贈られた遠野の風景写真は、遠野まちなかギャラリーで来年1月6日まで展示されます。

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