2013年10月30日放送

ふるさと遠野・夢ケーキ

子どもたちが未来の遠野や夢をケーキで表現する「ふるさと遠野・夢ケーキ」が、きょう(30日)、遠野北小学校で行われました。ふるさと遠野・夢ケーキは、地元の小学生たちの「こんなふるさとだったらいいな」という思いをケーキで表現してもらおうと全国の菓子職人で創るNPO法人ドリームケーキプロジェクトが主催したものです。ドリームケーキプロジェクトでは、震災後から復興支援を目的に行政経営コンサルタントの田渕雪子さんを通じて、宮城、福島、大槌町などでこの活動をしています。遠野での開催は、2年前に大槌町で夢ケーキを行った際に遠野の菓子店の協力があったことや、遠野北小学校の菊池和子校長が、ことし3月まで大槌町の安渡小学校の校長を務めていた縁で実現したものです。きょうは、6年生の児童71人が6つのグループに分かれて、長野や静岡、山形、遠野の菓子職人の指導を受けながら、未来の遠野や夢が描かれた絵をもとにケーキ作りに挑戦しました。児童たちは、マジパンと呼ばれるペースト状の材料を使って、カッパや馬、木などのパーツを作り、土台となる生地の上にパーツを乗せて、自分たちが描いた未来の遠野や夢をケーキで表現しました。児童たちが作ったケーキには、遠野の山や川を美しく表現したものや、キャラクターをいっぱい乗せてにぎやかな遠野をイメージしたものなど、個性豊かな未来の遠野が描かれていました。また、児童一人ひとりが将来の夢を発表しました。この後、児童たちは、未来の遠野を想い浮かべながら自分たちが作ったケーキを試食しました。「ふるさと遠野・夢ケーキ」を通じて、児童たちは、夢を持つことの大切さを学んでいました。

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