2013年10月18日放送

グリム童話全集を寄贈

「赤ずきん」や「白雪姫」などグリム兄弟の童話がすべて収録された「グリム童話全集」が、市内すべての小学校に贈られることになり、きのう(17日)、土淵小学校で寄贈式が行われました。きのう、市内すべての小学校に「グリム童話全集」を寄贈したのは、宇都宮大学名誉教授で日本グリム協会の橋本孝会長です。橋本会長は、震災以降、復興支援活動を行っているドイツの公益社団法人のゲーザ・ノイエルト理事長などの協力で、たくさんの子どもたちにグリム童話を読んでほしいと市内すべての小学校にそれぞれ、一冊ずつ本を贈りました。「グリム童話全集」は、ドイツ文学を専攻していた橋本会長が、およそ10年かけて「赤ずきん」や「白雪姫」などのグリム童話210話を原文に忠実に翻訳、編集したもので、ことし8月に出版されました。きのうは、日本のグリムと言われた佐々木喜善の地元である土淵小学校で寄贈式が行われ、図書委員長の澤里玲妃さんが「本をたくさん読んで心を豊かにします」と、橋本会長から本を受け取りました。この後、1年生の山ア光陽くんと6年生の留場楠々くんが、感謝の気持ちを込めて昔話を披露しました。なお、橋本会長は、きょう(18日)、大槌町と山田町、宮古市を訪問し、それぞれの小学校に「グリム童話全集」を寄贈するということです。

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