2013年10月10日放送

初山山林共有組合が山林を寄付

上郷町の初山山林共有組合は組合が管理する山林を遠野市に寄付し、きのう(9日)、寄付採納式がとぴあ庁舎で行われました。山林の映像遠野市に寄付されたのは、上郷町細越の初山山林共有組合が管理する山林、およそ14万6千平方メートルで金額にすると600万円相当になります。山林の寄付について市では状況に応じて対応しており、今回、申し出があった山林は、過去に旧上郷村の学校林として管理されてきた経緯があった事と、山林敷地内に市の指定文化財で遠野遺産の「辷田峠一里塚」があることのほか、市が管理する上水道施設が設置されていることから、複合的な行政財産として寄付を受けたものです。山林の映像ここまできのうは、林崎淳組合長など3人がとぴあ庁舎を訪れ、本田市長などに組合員の減少や後継者不足で維持管理が難しくなっている現状を話し、今回の寄付をきっかけに木材の大事さを伝える取り組みにも力を入れてほしいと願いを託していました。本田市長は、「組合員の思いを受け止め、市として責任を持って次世代へと引き継ぎたい」と話し、これまで維持管理に努めてきた初山山林共有組合をねぎらっていました。

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