2013年10月10日放送

第49回岩手県高等学校新人登山大会

およそ20年ぶりに遠野市を会場に県高等学校新人登山大会が開催され、開会式がきょう、(10日)附馬牛町の遠野早池峰ふるさと学校で開かれました。県高等学校新人登山大会は、生徒たちに登山を通じて自然保護の精神を養い、仲間と一緒にやり遂げる達成感を学んでもらおうと、県高等学校体育連盟などが主催したもので、遠野が会場になったのはおよそ20年ぶりです。大会には、山岳部のある県内16の高校から生徒128人が出場しました。附馬牛町にある遠野早池峰ふるさと学校では開会式が行われ、昨年度男子の部で優勝した岩手高校と女子の部で優勝した盛岡第一高校から優勝旗の返還がありました。続いて、県高体連登山専門部の高橋正部長が、「登山は知力、体力、精神力、チームワークなどを総合的に学べる競技です。交流を深めていい思い出を作ってください」とあいさつしました。また、県山岳協会の鈴木主計副会長や、遠野市教育委員会の藤澤教育長が開会式に出席しそれぞれ選手を激励しました。この後、選手たちは、4人1チームで組まれた仲間とともに荷物の総重量が男子で50キロ以上、女子では40キロ以上という大会規定にあっているかなど入念にチェックをし競技に備えていました。登山競技は、登山をするための体力と歩行技術があるかを見る「行動」や、テントの設営など協力して効率よく設営できるかを見る「幕営」、カロリーなどを考えた献立を見る「炊事」など10項目が審査されます。大会初日のきょうは、選手の体力と歩行技術を審査するため、遠野早池峰ふるさと学校から又一の滝までの往復10キロで登山行動などが行われました。この大会は、あさって12日まで開催され、あすは、薬師岳を会場に審査されます。

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