2013年10月9日放送

貴乃花親方講演会

大相撲の貴乃花親方による講演会がきのう(8日)、市民センターで開かれました。この講演会は、遠野市教育文化振興財団の合併1周年を記念して開かれました。初めに、教育文化振興財団の角田幸四郎理事長が「『心豊かで夢を持ち、郷土を愛する人を育てる』ことをモットーに生きがいのある楽しい市民生活を推進して参ります」などとあいさつしました。このあと、「不惜身命貴乃花道」と題した講演が行われました。講師を務めた元横綱の貴乃花親方は、東京都出身で、元大関貴ノ花の父親が親方を務める藤島部屋に15歳で入門し、稽古に稽古を重ね、角界の頂点である横綱にまで登り詰めました。引退後は、父親から相撲部屋を継承して弟子の指導、育成に励み、現在は日本相撲協会の理事も務めています。およそ850人を前に貴乃花親方は、強くなるために日々稽古に励んだことや弟子を育てる上で心掛けていることなどを話しました。また、質問コーナーの中で客席から「弟子に携帯電話を許しているか」と聞かれたことに対し貴乃花親方は、「自由にしている」と答えたものの「相撲の稽古を必死に行っていれば携帯電話を持つ握力も無くなる」とやることをやった上で許可していることを話していました。時折ユーモアを交えた貴乃花親方の講演に会場に集まった人たちは最後までじっくりと話を聞いていました。

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