2013年9月23日放送

遠野まつり盛大に行われる

日本のふるさと遠野まつりが21日と22日の2日間盛大に行われました。遠野まつりには、市内の郷土芸能団体62団体とJR釜石線沿線の市と町から3団体が参加しました。遠野まつり一日目の21日は、初めに「神々のいざない」と題し市内の音楽グループ音工房が仙人太鼓に合わせて演奏を披露したほか遠野市民センターバレースタジオによる座敷わらしの演目も行われまつりが始まりました。そして、一日市通りを会場に道案内の神といわれる「猿田彦」を先頭に市内の郷土芸能団体53団体による郷土芸能パレード・神々の集結が行われました。ことしは「やさしさのふるさとから」をテーマに遠野まつりが開催され、しし踊りや神楽、南部ばなしなどの華やかな舞が披露されました。また、ことしは、本部席が放送席とは別にとおの物語の館前に設置され、本部席前でも観光客などがカメラに収めるなどして遠野の伝統芸能を堪能していました。昼のパレードとは打って変わり、夜は、駅前通りを会場に郷土芸能共演会が行われました。仙人太鼓が威勢よくオープニングを飾り夜の郷土芸能共演会「神々の叫び」にはみこしや手踊りなど46団体、およそ2900人が参加しました。夜の郷土芸能共演会は、神楽やしし踊りなどの団体が場所を定めてお得意の演目を披露するのが魅力です。そのうち、無料観覧席が設けられた駅前通りと仲町通りの交差点付近では山口さんさ踊りが始まると大勢の観客が踊りの輪を囲み、華やかで息の合った踊りにカメラを向けたり拍手を送ったり思い思いに楽しんでいました。そしてきのうは、蔵の道ひろばで交流の舞台「神々との出会いふれあい」が行われました。ことしは、40年ぶりにJR釜石線SL運行が復活することを受け市内の南部ばやしのほかJR釜石線沿線の花巻市・住田町・釜石市から郷土芸能団体が集まり共演が行われました。会場に集まった多くの観光客などは、それぞれの地域で受け継がれてきた郷土芸能の魅力を体感していました。また最後には五穀豊穣や復興などを祈願し「福幸餅まき」が行われ、会場はにぎわいを見せていました。そして最後は、駅前通りを会場にエンディングセレモニー神々への感謝が行われ、市内のしし踊り保存会10団体がまつりを締めくくる勇壮な踊りを見せていました。日本のふるさと遠野まつり実行委員会によりますとことしの遠野まつりは2日間で3万人を超える人が会場を訪れたということです。

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