2013年9月12日放送

食育農場収穫祭

土淵小学校の児童が今年5月に種をまいた食育農場のニンジンが収穫の時期をむかえ、児童たちはきのう(11日)ときょう(12日)の2日間、収穫と調理実習をしてその出来映えを確かめました。今年5月から学校給食に使われるニンジンを育てていたのは、土淵小の3年生と4年生の児童あわせて30人です。育てたニンジンは、予定より2週間早く育ち収穫の時期をむかえ、きのうは、畑を提供し管理をしてくれた青笹町の菊池京一さんと一緒に収穫しました。京一さんによりますと、今年は、種をまいてから日照りが続いた影響で芽を出すのが遅く気候も極端だったため生育が心配されましたがそれでもなかなかの出来だといいます。畑からニンジンを抜く児童たちは気合が入り過ぎて尻もちをついたり手際よく収穫したりみんなで楽しく作業を進めていました。そして、きょうは、学校給食で食べるニンジンゼリーを自分たちで調理しました。ゼリーの作り方を教えてくれるのは、土淵町の食生活改善推進員うっこの会のメンバーです。きょうは、全校児童で食べる100食分を3年生と4年生30人が調理して振る舞いました。ニンジンを薄切りにしてゆでたたあとは、ミキサーで細かくしてゼリーを作ります。食感を良くするためにオレンジジュースを使ったのが特徴で児童たちは、ニンジンを切ったりミキサーにかけたり積極的に調理に参加して出来上がり待ちました。そして、待ちに待った給食の時間です。給食には、栽培と収穫でお世話になった京一さん夫婦とうっこの会のメンバーなどをそれぞれの教室に招待してその味を確かめました。きょうの献立にあるスープにもきのう収穫したニンジンが使われていて児童たちは「おいしい」と言いながら箸を進めていました。主催した遠野市では、「生活に欠かせない食と農業について子ども達の興味と理解が深まる体験をこれからも実施していきたい」と話していました。

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