2013年9月11日放送

遠野まるごと給食

遠野市内すべての小中学校できのう(10日)、「遠野まるごと給食」として市内で生産された安心で安全な食材や、郷土料理を取り入れた給食が提供され、子どもたちが生産者などに感謝の気持ちを持ちながら食べました。この「遠野まるごと給食」は、市内で生産される食材をできるだけ多く給食に取り入れ子どもたちに郷土料理の継承や食への理解を深めてもらおうと、初めて今年度から実施されました。このうち上郷小学校では、給食についての勉強会が行われ、学校給食センターの沖舘譲所長が「遠野の食文化を給食を通して学んでください」とあいさつしました。続いて、学校栄養職員の千代川輝子さんが「給食ができるまで」を説明しました。この中で児童たちは、調理の時に使う長さがおよそ1・2メートルもある「スパテラ」と呼ばれる大きなヘラに触れ調理の大変さを実感していました。そして、給食の準備をしたあと、いよいよ会食です。こちらが、「遠野まるごと給食」です。献立は、昔から各家庭で食べられてきた地元根菜たっぷりの郷土料理「遠野ひっつみ汁」、ナスやズッキーニなどが使われた「夏野菜炒め」、「遠野の黒豆」など6品です。児童たちは、生産者のことや郷土食の歴史を感じながら給食を食べていました。市では今年度、10月と11月にも地元の食材をふんだんに使った「遠野まるごと給食」を提供することにしています。

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