2013年9月10日放送

寒締めホウレンソウ栽培指導会

甘みがあってビタミンなどの栄養価も高い冬限定の野菜「寒締めホウレンソウ」の栽培指導会が、きのう(9日)、青笹町で開かれました。この栽培指導会は、農家に品質の良い「寒締めホウレンソウ」を生産してもらい、冬場の所得向上につなげようと、JAいわて花巻が毎年この時期に開いています。きのうは生産者8人が参加し、JAの営農指導員などから栽培する時の注意点や種まきから収穫時期の目安などについての説明を聞きました。「寒締めホウレンソウ」は、ビニールハウスで栽培し寒さが厳しい遠野に適した野菜で、葉の成長に合わせておよそ2週間冷たい空気にさらすと、葉に糖分が蓄えられて甘みが増すのが特徴です。営農指導員の象坪毅さんは、気温に合わせた温度調節や根腐れを防ぐ雨水対策が必要であることなどを注意点としてあげていました。遠野産の寒締めホウレンソウは東京に出荷されますが、出荷量の安定が課題で、JAでは一戸あたりの出荷量を増やすとともに、生産農家の拡大を目指しています。市内では今年去年より2人多い15人が生産に取り組み今月末から10月上旬にかけて種まきが始まり、12月下旬から来年2月にかけて収穫されます。

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