2013年9月9日放送

総合防災センター1周年 消防フェア

遠野市総合防災センターが完成して1周年を迎えたことに合わせ先週土曜日、(7日)消防フェアが総合防災センターで開かれました。このフェアは、消防施設や防災体験を通して市民の防災対策と防火の意識をより一層深めてもらおうと去年から開かれています。この日は初めに、6月に行われた消防救助技術岩手県大会で優勝した堀切翔人さんがはしご登はんの種目を披露するのと同時にくす玉が割られ総合防災センター完成1周年を祝いました。会場には、消防車・救急車への乗車体験や訓練用の水消火器を使っての初期消火体験など数多くのコーナーが用意されており、多くの親子連れが訪れていました。このうち心肺蘇生法のコーナーでは、訪れた人たちが心臓マッサージをする際の姿勢、圧力、スピードについて消防士から指導を受けながらもしもの時に備えようと真剣な表情で取り組んでいました。また、先週7日から13日までの救急医療週間に合わせて救急講演会が開かれました。県立遠野病院の大野和範医師が「内科の救急への対応」と題して講演し、体調が急変した時などで命を助けるためには、心臓マッサージを早い段階ですることが重要であるという話から市民による応急手当の大切さを訴えました。この日は、時折雨がぱらつくあいにくの天気でしたが、会場を訪れた人たちは、それぞれのコーナーで体験を通して火災予防や防災対策について楽しみながら意識を高めていました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.