2013年9月5日放送

トルコギキョウ試験品種の確認

全国でも高い評価を受け高値で取引されている遠野のトルコギキョウですが、さらなる品質の向上に向け試験的に植えている品種の確認作業が、きのう(4日)、青笹町で行われました。遠野のトルコギキョウは、遠野の特性を生かした一日の気温の変化寒暖差を利用して栽培しており、花の色づきと形が良く品質も高いと評価されています。その成果は価格にも反映されほかの産地よりも高値で取引され、去年は、およそ400万本、6000万円の販売額となりました。JAいわて花巻遠野地域花き生産班と遠野市花卉研究会では、全国的にも評価の高いトルコギキョウのさらなる品質の向上と安定した生産を目指そうと、20年以上も前から品種の改良に取り組んでいます。きのうは、生産者など6人が集まり、青笹町の菊池正明さんのビニールハウスで、トルコギキョウの試験品種の確認作業が行われました。菊池さんのビニールハウスでは、17種類の試験品種が植えられていて、生産者は、品種ごとに遠野の気候に適しているか、市場性が見込める花の色・形か、安定した生産ができるのかなど確認していました。インタビュー・菊池正明会長なお、遠野のトルコギキョウの出荷は、今がピークとなっていますが、今年は、春の乾燥と7月の天候不順が影響して例年より半分の出荷量だということです。

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