2013年8月30日放送

戦没者追悼・平和祈念式

日本が終戦を迎えことしで68年が経ちます。遠野市ではきょう(30日)、戦没者追悼と平和祈念式が行われました。きょうの式典には、先の大戦で命を落とした市内1000人以上の戦没者を偲び遺族や市の関係者のほか遠野高校の生徒などおよそ250人が参列しました。式では、主催者を代表して本田市長が式辞を述べたほか、遠野市遺族連合会の菊池源悦会長が追悼のことばをささげ戦没者の冥福を祈りました。また参列者全員で献花も行い、そのあとには遺族の代表が戦争で夫を亡くした妻の手記や戦死した父からの手紙などを朗読しました。中でもフィリピンのルソン島で命を落とした下鱒沢の菊池慶蔵さんが書いた父と母に宛てた遺書が読まれると目頭に手をあてる人もいて月日がたっても変わらない戦争の悲惨さを改めて感じていました。式の終わりには、遠野高校の音楽部が歌をささげたほか参列者全員で非核平和都市宣言を読み上げ恒久平和を誓いました。

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