2013年8月28日放送

「遠野の町家とは何か」高校生などが調査

遠野オフキャンパスとして遠野の高校生などが「遠野の町家とは何か」を探る調査活動が先週22日(木曜日)から4日間の日程で行われ、新たな町家の特徴を見つけました。遠野オフキャンパスは、持続可能な新しい暮らしや遠野ならではの環境を生かし実践していこうと去年から遠野市が中心となって行っています。この活動には、建築家などが参加し、遠野の将来を担う高校生たちとともに調査を行います。先週22日から4日間の日程で中央通りにあった呉服屋を中心に「遠野の町家とは何か」を探る調査や建物の仮補強作業が行われました。先週24日には、遠野高校の生徒や東京で建築について学んでいる大学生などおよそ40人が参加し、家の中に誰もが通ることができる通路があるなど遠野の町家の特徴について調べました。また、参加した高校生たちは、長く町家に住む人に話を聞いたり古い地図と現在の地図を比較したりして昔の遠野の町場の暮らしや建物、市街地の構成がどうだったのか調査をし、最終日の25日に新たに発見したことなどを発表しました。高校生たちは、作成した町家の間取り図を基に表間口が狭く奥に長い路地(ろうじ)など町家の特徴・構造について発表しました。今回の調査を通じて高校生たちは、今の家の作りと昔の家の作りの違いに興味を持ち中には「遠野のことをさらに知りたくなった」と感想も出ていました。次回の遠野オフキャンパスは、12月に開かれ遠野の馬文化について学ぶ予定になっています。

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