2013年8月8日放送

馬を利用した 赤花ソバの栽培

馬を使って田畑を耕す昔ながらの農作業がきのう(7日)上郷町で行われました。この作業は、遠野の伝統文化である馬搬の馬を多くの人たちに知ってもらおうと遠野農林振興センターが今回初めて行いました。きのうは、夢産直かみごう近くの水田におよそ20人が集まり、真っ赤な花を咲かせる赤花そばの種まき作業をしました。種まきのあとは、馬に覆土機と呼ばれる農具を引きかせて土をかぶせる作業を行います。参加した人の中には、馬が引く農具を後ろで支える人もいて昔ながらの農作業を体験しました。赤花そばは、通常の2分の1から3分の1の収穫量と少ないことから今回は、主に鑑賞用に栽培されます。水田を提供した菊池佳子さんは、「20年近く使われていなかった水田をみなさんと馬によって耕してもらってうれしい、秋には、美しい花を咲かせてほしい」と話していました。赤花そばの花は、9月中旬には開花し10月中旬まで道行く人の目を楽しませてくれます。

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