2013年8月1日放送

森と湖に親しむ 遠野第二ダムの集い

ダムの役割について理解を深めてもらおうと森と湖に親しむ「遠野第二ダムの集い」がきのう(31日)開かれました。この集いは、「森と湖に親しむ旬間」に合わせダムを管理する遠野土木センターが、今回初めて開きました。きのう(31日)は、地域の子どもたちやその保護者などおよそ15人が参加して遠野第二ダムと遠野ダムの施設を見学しました。遠野第二ダムは、平成23年に完成し大雨で川が増水したときや日照りが続いたときでも市内の川を流れる水の量を調整する役割を担っています。参加者は、管査路と呼ばれるトンネルのなかを見学し水が漏れていないか確認する漏水計や岩盤に水が染み込みダムが浮き上がっていないか監視をする揚圧力計について担当者から説明を受けました。また、水位計や地震計をダムの各場所に設置し日々監視していることも聞いた参加者は、熱心に耳を傾けダムの役割と日々の管理について学びました。そしてゴムボートに乗り第二ダムを巡回する体験も行われ参加した子どもたちは、普段とは違う水面から見えるダムの景色を楽しんでいました。このほかに、参加者たちは、完成から50年以上も経つ遠野ダムの施設を見学したり木工教室に参加したりして普段は、関係者しか入れない施設内部を担当者に質問しながら見て回りました。遠野土木センターは、今後も地域の人たちにダムについて学んでもらえる機会を来年以降も設けていきたいと話しています。

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