2013年7月29日放送

市長記者懇談会

本田市長はきょう(29日)の記者懇談会で先週末の大雨についての対応や来月、県知事に対して行う市長と市議会議長による統一要望の内容などについて説明しました。冒頭、本田市長は先週末の大雨について市内でも床下浸水や土砂崩れが発生したと述べ早急に全容を確認し油断なく対応したいと話しました。また、市政課題に関わるさまざまな課題解決のため毎年8月に行っている県知事への統一要望について説明しました。今回要望するのは、水道施設や砂防ダムなどの社会資本の老朽化対策、在宅福祉の拠点施設整備などの保健・医療・福祉の支援策、産業振興のための若手労働者の住環境対策への財政支援策、ニホンジカの市町村域を越えた広域駆除防除などの被害対策、希望郷いわて国体実施への運営経費の助成など7項目です。統一要望は、来月1日に本田市長や新田勝見議長などが県南広域振興局花巻地区合同庁舎に出向き要望書を提出します。また本田市長は、放射性物質汚染による草地の除染対象地域の見直しについて今月16日に県に対し要望したことを発表しました。市内の草地については、去年2月の放射線量の暫定許容値改正により市内草地の1割となる620ヘクタールが利用自粛要請地域から除外されています。しかし、除外地域の草地から暫定許容値を超える放射線量が検出されていて畜産農家の不安や飼料となる代替牧草の購入費などの負担が大きいのが現状です。こうしたことを受け、市では県に対し草地の除染対象地域の見直しについて要望し、今後も風評被害抑制のための代替牧草の確保など粘り強く交渉することにしています。このほか、きょうの記者懇談会では、来月15日に開催される第23回遠野納涼花火まつりなどについての発表がありました。記者懇談会の模様は、遠野テレビデジタル10チャンネルできょう29日から来月2日までは午後8時から、3日は午前8時から放送します。

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