2013年7月23日放送

青少年赤十字小学生 遠野市内を取材

東日本大震災の現状や、近い将来、発生が危惧されている東海・東南海地震に対しての防災について考える「子ども新聞」を制作するため、愛知県など東海3県の小学生がきのう(22日)遠野市を訪れました。遠野を訪れたのは、東海3県の青少年赤十字加盟校から選ばれた、小学6年生の児童11人です。この「子ども新聞プロジェクト」は、震災の経験を伝え、防災について考えることをテーマに、日本赤十字社愛知県支部などが去年から実施しています。今回は宮城県気仙沼市を経由して遠野を訪れました。「子ども記者」たちは初めに市総合防災センターで本田市長から後方支援などの話を資料映像を交えながら聞きました。本田市長は、災害が起きた時に遠野が果たすべき役割について話し、震災後市民と連携してこれまでボランティア8万人を受け入れ後方支援を行ったと述べました。児童たちは取材メモを取りながら真剣に耳を傾けていました。一行はこのあと遠野小学校を訪れ、同じ年代の児童たちから震災を経験して感じたことなどを学びました。遠野小は震災後、募金や新品の鉛筆とノートを集め大槌町に贈るなどの支援を行っています。子ども記者たちは遠野小の児童たちに震災時の状況やいざという時に備えておくことなどをインタビューしました。記憶として残し家族や友人に伝えようと子ども記者たちは一言も逃さないようにメモしていました。「子ども記者」たちが取材をしてまとめた新聞は今年9月に東海3県で33万部発行され小学校や一般家庭に配られる予定です。

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