2013年7月3日放送

岩手中部広域クリーンセンター安全祈願祭

遠野、北上、花巻、西和賀のごみを処理する岩手中部広域クリーンセンターの安全祈願祭がきょう(3日)北上市の和賀で行われました。安全祈願祭は、施設の建設が始まるのに合わせ北上市和賀の工事現場で行われました。きょうは、遠野、北上、花巻、西和賀の4つの市と町で組織する岩手中部広域行政組合の管理者を務める高橋敏彦北上市長をはじめ関係者など60人ほどが出席しました。神事では鍬入れなどが行われ遠野市からは、及川副市長が出席し玉ぐしをささげて工事期間中の安全を祈願しました。岩手中部広域クリーンセンターは、遠野、北上、花巻、西和賀の家庭から出るごみを処理する施設で、2年後の平成27年10月の稼働を目指して整備が進められます。施設の整備に係る総事業費はおよそ135億円で、4200平方メートルある敷地に1日182トンの処理能力を持つごみ処理施設が建設されます。これは現在遠野市が持つ処理能力の4・5倍でまた、もやした後に出る灰を洗浄してセメントの原料として再利用できる機能も持つ県内では初めての施設となります。あいさつで高橋北上市長は、「住民のみなさんの生活を支えることはもちろん地域の子どもたちの環境教育の一つとしても親しまれる施設になることを願います」と話していました。施設の整備は今後2年かけて進められ完成すると1年間に5万5千トンの計画でごみが処理されることになります。

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